NFL2019シーズンを振り返る
NFL2019年シーズンをチーム別
獲得yd、喪失ydから振り返りました。
アメフトは数字を細かく記録し、
TV中継でもたくさんの記録が紹介されます。
今回は、
「NFL.JAPAN」のHPから
チームごとの獲得ydを横軸に
喪失ydを縦軸にして一覧表を作りました。
エクセルで作ったので見にくいですが、、
私は小学5年生の時アメフトに出会い、
そこから30年以上NFLを見て、
大学時代はアメフト部に所属していました。
ただ、NFLを見るといっても
週に一度のNHKBSによる放送のみです。
なので詳しくは分析できませんが、
私なりに思ったことを書きます。
①カウボーイズは記録は良いが勝敗には結びつかなかった
攻撃1位、守備8位とyd数だけを見ると突出して高いが、8勝8敗でNFC東地区2位でプレーオフの進出を逃した。
②ペイトリオッツは守備のチーム
ペイトリオッツといえば、移籍してしまったがブレイディを中心に手堅い攻撃力で負けないチームという印象が強かった。
しかし記録を見ると守備1位に対して攻撃は15位と平均値しか出していない。
ペイトリオッツが負けない理由は、コツコツとゲインするオフェンスのおかげではなく、積極的なマンツーマンを使うCBなどディフェンスの力だった。
③チーフスの攻撃力は思ったほど突出していない
スーパーボウルを制覇したチーフスは攻撃6位と思ったほど突出していない。マホームズがシーズン中にひざのケガで離脱していたこともありそう。
チーフスは攻撃6位、守備17位に対して
49ersは攻撃4位、守備2位と
圧倒的に49ersが優位。
それでもチーフスが勝ったのはマホームズ率いるオフェンスの爆発力か?
④ディフェンスが強いチームの方がプレーオフに進出している
攻撃上位5チーム中プレーオフに進出したチームは2チーム。
対して守備上位5チーム中プレーオフに進出したチームは4チーム。
ディフェンス重視のチームの方が結果は良い。テキサンズが唯一、守備下位チーム(28位)ながら地区優勝した。
J.Jワットという有名なDLがいてもチームとしてのディフェンス力が低いのは意外だった。
そのテキサンズはプレーオフ初戦のビルズには22-19で勝利した。ビルズは攻撃力が弱い(24位)なので19点に抑えることができた。
しかし次のチーフス戦は31-51で完敗した。チーフスは6位のオフェンス力なのでどうしようもなかった。
また優勝したチーフスは守備17位と平均以下である。それでも優勝したのは特徴的な別の要素が必要ということか。
安定した成績を残すにはディフェンス力。
優勝するにはそれ以上の何かが必要ということだろう。
⑤パッカーズは攻撃・守備とも平均以下だがNFC決勝まで進む
パッカーズは攻撃・守備ともに18位と平均以下だが、NFCチャンピオンシップまで進んだ。数字には表れないチーム力があったのかもしれない。
プレーオフのシーホークス戦は28-23と僅差の勝利である。アメフトというコンタクトスポーツにおいて、接戦を勝ちきるのというのは、スタッフや控えメンバーも含めたチームの総合力が高いということだろう。
以上、獲得・喪失ydから気がついたことをまとめました。
実際はターンオーバーや守備による得点、キックによるフィールドポジションなど、いろいろな要素が勝敗につながるので獲得・喪失ydだけでまとめることはできません。
ただ、ひとつの見方としてまとめてみました。間違いや認識不足はご了承下さい。