正しいことを伝えても相手に伝わるとは限らない

上からの立場で物事を言う人、

教えてやっているという態度で

話しかけてくる人、

正論を振りかざす人。

 

世の中には一定数の割合で

このような人がいる。

話を聞いてもうんざりする。

時間の無駄だなと思う。

 

その人たちの言っていることは

間違いではない。

 

ただ、世の中はすべて裏表である。

すべてが正しく、

すべてが間違っている。

 

どの角度から、

どの立ち位置から見るかで、

受ける印象は大きく変わる。

 

上司と部下、

株主と会社、

男と女、

大人と子ども、、、

 

事実はひとつでも、

立場が変わると考えは変わる。

 

だからこそ、

異なる立場の人に

自分の考えを伝えるときは、

押し付けてはいけない。

決めつけてはいけない。

 

ゆっくりと時間をかけて

お互いの信頼関係を築きながら、

相手の立場を思いやって

伝えなければならない。

 

同時に、

自分の考えについても

もっと磨かなければならない。

 

短絡的な考えになっていないか、

感情的になっていないか、

自分の思考のくせはないか。

 

常に自分を振り返って、自分の考えを

高めていかなければならない。

 

相手を尊重すること。

自分を高めること。

 

このふたつが重なって初めて、

相手に自分の考えを伝えることができる。