みんなが主役であり、みんなが脇役であり、時には裏方にもなる

映画やドラマでは当たり前だが
主役が注目される。
「俳優〇〇が主役の映画が近日公開」
と宣伝される。

映画やドラマは上映時間が限られている。
なので、主役を決めて、
その人が中心の物語にしないと
話が散らかる、分かりづらい、
結果としてつまらなくなる。

しかし人生は違う。
人生は長い。
映画のように2時間では終わらない。
ドラマのように3ヶ月では終わらない。

その長い人生で
常に主役でいると疲れてしまう。
脇役を演じて主役を引き立てることも、
時には裏方になり
出演者を支えることも大切である。

脇役の演技次第で
作品の出来栄えは大きく変わる。
裏方の段取り次第で
出演者の気持ちは高まる。

脇役や裏方で認められれば
いつかまた主役を張ることができる。
そうやって世の中は
配役がぐるぐる回っている。

自分だけが主役であり続けたいと思っても
ずっとなれるほど世の中は甘くはない。
人気俳優であっても
常に主役を演じている人はいない。
昭和の映画界ならばトップスターがいて
そのスターが主役になるように
物語が書かれていた。
しかし、今の時代にそのやり方では
世間に飽きられる。
今の世の中には通用しない。

それと同じで人生においても
自分だけが主役を張っていては、
周囲の人から飽きられる。
周囲の人が離れていく。
そしてひとりぼっちになり、
何もできなくなってしまう。

積極的に脇役を楽しもう!!
貪欲に裏方で勉強しよう!!