昔話しかしない人とは付き合わない

年金の支給開始年齢が

遅くなったこと。

また人生100年時代と

言われるようになり、

60歳を超えても会社で働く人が増えた。

 

会社としても、

新卒を採用しにくくなったので、

労働力の確保のために、

60歳を超えた社員に対して、

役職を下げずに重用することが

多くなった。

 

会社の中で、それら60歳を超えた社員は、

若手社員の仕事の進め方に、

不安・不満を持つことが多い。

そして、

「昔はこうだった」と

昔話をする機会が増えている。

 

しかし若手社員からしてみると、

解決策を求めたのに

「昔はこうだった」と話すだけで、

具体策を一切話さない上司に対して

不満を持っている。

 

若手社員は、

「で、何?」

「だからどうしたらいいの?」

と疑問に思っている。

 

何の解決にもならない。

言われたことを何となく感じながら

対応してみても、

「お前は言ったことがわかっていない」

と怒られ、

また昔話を話し始める。

 

若手はまた疑問に思う。

その繰り返し。。。

 

こうして若手社員は

働く意欲を失っていく。

会社に対しての情が薄れていく。

 

希望を抱き社会に飛び出したのに、

昔話に嫌気を差す。

 

もう時代は変わった。

 

普遍的な原則はもちろんある。

社会のルールももちろんある。

それは学ばなければならない。

 

しかし、

時代に合わせた対応が必要である。

アドバイスをするならば、

現状に即した対策を

伝えなければならない。

 

昔話だけをして、

対策を伝えないのは、

何も考えていないのと同じことだ。

 

若手社員は、

正しいかどうかは別にして、

自分で考えて行動している。

その時点で、

大なり小なり

新しい価値を生み出している。

 

60歳を超えた社員は、

この現実を受け入れる必要がある。

 

昔話をする60歳を超えた社員よりも

自分で考えて行動する若手社員の方が

新しい価値を生み出している

という現実を。

 

昔話をするのならば、

笑い話にして、

オチのひとつでもつけて、

相手の気分を上げるくらいでなければ

必要悪である。

 

世の中は複雑になりすぎた。だからシンプルに対応する。

スシローが二日間の店休日を

設けるという新聞記事があった。

特にサービス業や小売業といった

消費者向けの企業は、

他社に負けないために

休業日ゼロや開店時間を延ばす

などで競ってきた。

 

それだけではなく、豊富な品揃え、

欠品のない適正在庫、

買いやすい価格などで

商品、サービスを提供する。

さらには、ポイントサービス、

来店者へのプレゼントなど、

本業以外のサービスも増えた。

 

コンビニを見ても、

多様な商品の品揃え、

店内調理した熱々のお惣菜、

振り込み手続き、

税金の納付、

チケットの発行、

宅配便の受付など、

他にも知られていないサービスが

山のようにある。

 

しかし、これは客として

見えている世界だけの話だ。

 

見えないところでは、

商品の発注量や発注金額、

商品棚の配置、

新商品の販売実績、

アルバイト社員の採用や教育、

本部との折衝など、

もっともっとたくさんの

業務を抱えているのだろう。

 

これら企業における複雑化は、

小売業やサービス業だけでなく、

すべての企業に起きている現象だろう。

 

営業はモノだけでなく、

付随するサービスも売らなければならない。

モノづくりは、車を例にとると、

スピードや乗り心地だけではなく、

つながる、安全、エコを

考えなければならない。

裏方部門も財務諸表や納税だけでなく、

四半期開示や国際取引などへの

対応が必要である。

 

それら複雑な業務に対して、

会社として

どれだけシンプルに対応できるか。

そこが問われている。

 

世の中の流れは変わらない。

お客様はより複雑な要求を

してくるだろう。

 

だから社員は

お客様の複雑な要求に対して

最大限のエネルギーを

使わなければならない。

 

しかし、日本の多くの企業は

社内の仕組みが複雑なので、

社内に対してエネルギーを

消費してしまう。

 

その結果、

お客様に対して

満足な価値の提供ができない。

さらに、社内で評価されないので

チャレンジをしなくなる。

となると、いつもと変わらない

保守的な営業スタイルにもどる。

そして、現状維持、徐々に衰退

という悪循環にはまる。

 

では、社内をシンプルにすれば

良いのではとなるが、

これが難しい。

 

社内の仕組みを複雑に

することによって、

能力の低い幹部社員の

存在理由が出てくる。

 

「ああだ、こうだ」と難癖をつけて、

「稟議書を提出しろ」と言って、

自分の立場を保持する幹部社員は

掃いて捨てるほどいる。

 

この幹部社員は、社内の仕組みが

複雑なために生き残っている。

仕組みをシンプルにすると、

幹部社員のいる意味が

なくなってしまう。

幹部社員の能力の無さが

目立ってしまう。

そうなると自分の会社での

存在理由が無くなる。

なので幹部社員同士で結束する。

 

と考えると、

複雑な仕組みを直すことは、

よほど英断のできるトップが

現れない限り難しい。

 

 

後悔するひまがあったら次のターゲットを探す

当たり前だが、

終わったこと、過去のことを

やり直すことはできない。

 

だから成功しようが失敗しようが、

その結果を

正面から受け止めなければならない。

 

そして、

そこでずっと立ち止まるのではなく

次のステージに進まなければならない。

 

分かっている結果のための行動は、

ただのルーティンである。

今までにやったことがあるから、

結果が読めるということである。

 

ならば、どうなるかわからないことに

対して取り組むことは挑戦である。

はじめての取り組みである。

 

だから、結果に対して後悔するのではなく、

挑戦をした自分を誉めて良い。

そして失敗をしたならば、

後悔ではなく勉強をして欲しい。

 

ただし、勉強をするといっても

失敗した事例と同じことは二度と起きない。

なので、細かく考えすぎても意味がない。

失敗したことを抽象化できれば充分である。

 

そして、どんどん挑戦し、

経験値を増やしていく。

最後まで力を込める

①アイデアを出す

②アイデアを形にする

③形にしたものをビジネスにする

 

この3つは、ビジネスを行ううえで、

とても大切なことです。

どれが大切ではなく、

どれも大切なことです。

 

でも多くの場合、

①と②で息切れしてしまいます。

 

イデアを形にしたら、

「ふぅー、終わった。飲みに行こうか?」

みたいに達成感が生まれてしまいます。

 

これはとてももったいないことです。

 

新しい会社では、

完成品ではなく

試作品を世に出して、

修正しながらお客さまといっしょに

完成品を作っていく

ビジネスモデルが増えました。

なので、一息ついても

良いかもしれません。

 

しかし、

日本のほとんどの会社で残っている

昔ながらの会社では、

そうはいきません。

 

イデアがいくら良くても、

社内稟議が通らなければ、

そのアイデア

世に問うこともできません。

 

社内稟議を通すためには、

イデアと同じくらいすばらしい

稟議書(社内プレゼン資料)が

必要になります。

 

そして、昔ながらの会社の上層部は、

社内プレゼン資料のあら探しが

大の得意です。

 

資料の全体像を判断するよりも、

何ページと何ページの

整合性がとれていないだとか、

数字の根拠が甘いだとか、

細かいところしか指摘しません。

 

だからこそ、

つまらない指摘を受けて

すばらしいアイデアを消されないために

イデアと同じくらいの気持ちを込めて

プレゼン資料をつくる必要があります。

 

この最後の頑張りを怠らないことが

特に昔ながらの会社では、

イデア以上に必要なことかも

しれません。

自分の思いをストレートに伝える

自分の思いを100%相手に伝えることは不可能である。

 

一方で、自分一人の力は限られているので、自分の思いを周囲に伝えて、みんなの力を借りることは不可欠である。

 

なので、何かを達成しようとするならば、自分の思いを相手に伝えることはとても大切である。

 

では、どうやって伝えるか。

エスバット法など会話の技術があるが、それはあくまでも方法論である。

その手法では、相手に対してやらせることはできるが、思いを共有して助け合っていくことは難しい。

 

そこで、まずは自分があなたのことを思っていますよという意思が伝わるように努力しなければならない。

 

そのためには、

①相手に興味を示す。相手を観察する。

 

②相手が意識しているところ、気にしているところを見つける。

 

③そこを自分の言葉でほめる。

 

この三つを何回か行うと、相手は自分に対して好意を持ってくれる。そして本音で話してきてくれる。

 

こうなれば、自分からも本音を言いやすくなる。

相手が本音を言う前に自分から話してしまうと、相手は警戒してしまう、面倒な奴だと感じてしまうこともある。

なので、相手からの本音を待つ。相手の本音を引き出すことにまずは力を入れなければならない。

 

このように本音を言い合える仲間ができれば、その仲間が勝手に動いてくれることもあるし、自分を助けてくれることもある。

 

最初の関係を築くまでは大変かもしれないが、あとになれば楽になる。

だからこそ、最初に本音を言い合える関係性をつくることに力を注ぐことが重要である。

中身も大事だがタイミングも大事

社会人になったばかりのころ

 

・社会のルールを覚えなければならない

・周囲は自分のことを下に見る

・上司からの教育がある

 

などの理由から、

中身を伸ばす(社会人としての能力を伸ばす)ことに一生懸命になる。

 

これはとても大切なことである。

最低限の能力を身につけていないと社会で闘うことはできない。

 

しかし一方で、いくら中身を磨いても世間から認められないことがある。

それは、他者からの評価が低いからである。

他者とは顧客や上司、同僚のことである。

 

そして、他者からの評価基準は時期と状況によって変化する。

 

世間で認められる=他者から評価される

とすると、

何をいつやれば評価されるかを

考えれば良い。

 

この、「何を」が中身であり、

「いつ」がタイミングである。

 

だから、

中身もタイミングもどちらも大事となる。

 

では、どうするか?

タイミングは時機を見逃さないこと。

そのためには周囲に常にアンテナを張り、

たくさんの人と信頼関係を築き、

情報を収集しなければならない。

 

そしてそのタイミングが来たときに、

今まで磨いてきた中身を出せるかどうか?

 

タイミングが合っていても、

出せる中身がなければ意味がない。

だからこそ、

常に中身を磨かなければならない。

 

しかし、中身ばかり磨いて、

周囲に無関心になっては

タイミングを逃す。

 

どちらも大事であり、

どちらもバランス良く磨く。

そうすれば、もっと楽に

周囲から評価される。

セ・リーグ覇者:広島 パ・リーグ覇者:西武

プロ野球は明らかに進化している。

 

スモールベースボールから

全員で打ち・走り・守る野球に

進化している。

 

歴史的に見ると、

広岡・森野球→野村ID野球→原巨人

→西武黄金期に活躍した選手が監督

→現在という流れか。

 

現在のプロ野球は、

いかに大量点を取るイニングをつくるか、

いかに大量点を取られないように守るか。

ここに重点を置いている気がする。

 

大量点を取るために、

打線のつながり、

足を絡めた攻撃をする。

 

大量点を取られないために、

相手打線を断ち切る、

ムダな走者を出さない。

 

この野球を出来ているのが

広島と西武で、

ヤクルトがその2チームに

続こうとしている。

 

広島緒方監督、西武辻監督は

ともにどちらかといえば脇役だった。

緒方監督は前田や江藤の、

辻監督は秋山や清原の引き立て役だった。

そんな二人が、

華のある野球を目指しているところが

面白い。

この二人に似たタイプは、

石井琢郎や川相になるのだろうか。

 

この野球で、WBCやオリンピックを

戦っている侍JAPANを見てみたい。

どこまで世界に通用するのだろうか。